こんにちは。サイちゃんです。
まずは、染色体、遺伝子、DNAについて。
真剣に遺伝子の勉強をしようと思わないのであれば、これらは全て、言い換えで同じものだと思って大丈夫です。
もうちょっと突っ込んで、中学生レベルの話をすると、
染色体というものが細胞の核の中にあって、その染色体の中に、遺伝子が入っています。
東京書籍の教科書から引用。左の写真の赤い丸が細胞の核。右の写真のように、核が解れてバラバラになったひも状の物が染色体。赤いのは染色液で染めたから。
そして、遺伝子はDNAという物質でできています。
DNAは物質の名前なので、二酸化炭素や酸素という言葉と同等だと思ってください。
イメージとしては、「ホットケーキは小麦粉でできている」くらいで良いかと。
さらに、このホットケーキを何枚か袋に入れてホットケーキセットとして売っているみたいなイメージです。
ホットケーキセットが染色体、ホットケーキが遺伝子、小麦粉がDNAのイメージです。
ただ、日常生活では、遺伝子とDNAは同じような意味で使っていますよね。
次に、生物の染色体は、2つでワンセットになっています。
なので、必ず、生物の染色体の数は、偶数となります。
例えば、ハエは8本、タマネギは16本、ヒトは46本です。
染色体の中に生物の設計図が入っているので、染色体の数が多い方が、より複雑な構造をしている生物であると考えることができます。
ただ、これは、あくまで基本的にということになります。
ところで、お父さんとお母さんの両方の遺伝子を引き継ぐと言います。
遺伝子は、染色体の中に入っているので、染色体ごと引き継ぐことになるんですが、お父さんの染色体46本と、お母さんの染色体46本の両方を引き継ぐと、子どもの染色体の数は、92本になってしまいます。
その子、つまり孫となると、染色体の数は184本・・・無限に増えてしまいます。
それでは困ったことになるので、お父さんの染色体46本のうち、半分の23本、同じく、お母さんの半分の染色体23本を合わせて、子どもの染色体が46本になるようにしています。
なかなか上手にできていますね。
これが、お父さんとお母さんの両方の遺伝子を引き継ぐカラクリです。
染色体、遺伝子の基本がわかったところで、次は、いよいよ男と女の決まり方について考えていきます。
その前に、塾長がコラムで血液型の決まり方を解説しています。
男と女の前に、こちらから血液型の決まり方を振り返っておいてくだサイ。