こんにちは。サイちゃんです。
ボクシング女子問題。5回目。
性器で判断して男か女か決めるのならば、それなら、女で良いじゃないかと、特に問題ないじゃないかと言う話。
おそらく、遺伝子検査がメジャーではなかった時代は、それで終わってたと思います。
ここで問題になるのが、なぜ、女子スポーツが存在するのかと言う話。
男女混合でやれば良いじゃないかということです。
これは、男と女では、どうしても体格差ができ、同じように競技に臨むと、女が圧倒的に不利になるから、女子枠をつくり、その中で競い合うようになっているわけです。
例えば、先日話題にした高跳びの世界記録は、男子が2.45m、女子が2.10m。
どう考えても、男子が有利であることが分かります。
男女混合でガチ勝負をすると、表彰台は、男子ばかりになると予想されます。
もっと言うと、女子は予選で負けるので、出場選手が男子選手ばかりになってしまうと思います。
これは、小学生の大会で学年別に大会をしたり、パラスポーツやマスターズの大会があることにもつながってきます。
ゆるキャラグランプリで、1位を取ると、殿堂入りして、翌年にエントリーできないのも似ていると思います。
今回の騒動の発端は、対象となった選手のパンチが女性としては強すぎるという話が出てきたことによるようです。
女性としては、パンチが強すぎる。これがトレーニングの賜物なのか、はたまた。
調べてみたところ、Y染色体が見つかったということらしいです。
Y染色体があるということは、男なのではないのか?男の身体能力なのでは?ということです。
例えば、男性ホルモンの設計図はあるけれど、胎児のとき性器が男性ホルモンに反応しなかった場合は、男性器が破壊され、男だけれど女と判定されるわけです。
その場合、性器以外の体格は、男として成長してしまうということもあるかもしれません。この場合は、男の身体能力を持ってしまうかもしれません。
なかなか難しい問題で、おそらく、大きく2通りの考え方ができるはずです。
1つは、女として育ち、男性器もないのであれば、女なのだから、女子スポーツに参加することは問題ないだろという考え方。
もう1つは、そもそも、女子スポーツはカテゴリー別の大会なので、女子としての身体能力を競うもの。男子の身体能力を持った人は、女子であっても参加をご遠慮願いたいという考え方。
なので、この問題は、かなり複雑な問題だと思います。
どっちも間違ってはいないです。
ただ、女子スポーツの本来の趣旨としては、後者が正しい気もします。
ここで、昨日の冒頭に戻ります。
男と女はどうやって決めるのか?
性器で決めるのか、それとも、遺伝子で決めるのか。はたまた、もっと違う基準を設けるのか。
IOCは、パスポートに記載されている性別で決めたと言っています。
今回の件は、科学の発達にルールがついていけていない例の1つだと思います。
皆さんも、よく考えて、自分の意見を持ってくだサイ。