こんにちは。サイちゃんです。
「マスクの予防的効果は、ほぼ0だよ」と塾長。
すると、「なんで、そんな話を信じるの?」と6年生。
信じるも何も、去年の2月ころまでは、「風邪予防としてのマスクの着用は、ほとんど意味がない」というのが定説でした。
それはその通りで、マスクに開いている目に見えない穴(穴が開いていないと空気が通らない)と、ウイルスの直径を比べると、ウイルスの直径の方がはるかに小さいというのです。
マスクなんて関係なくウイルスを吸い込みます。
それでも、マスクをするのは、次の理由。
風邪ひきさんが、くしゃみや咳をしたときに飛び出す飛沫と呼ばれる鼻水や唾液に、大量のウイルスが含まれています。
そのため、風邪ひきさんがマスクをすることによって、飛び散りを防ぎ、風邪ウイルスの拡散を防ごうというのが、従来の目的です。
風邪をひくと、マスクをしましょうというのは、こういう理由。
つまり、健康な人のマスクは、ほとんど無意味というのが、定説です。
なので、少なくとも2年前の冬までは、「マスクに感染予防の効果は期待できないよ」なんて言うと、「知っているけど、一応ね。」なんて会話が普通でした。
気分的に、吸い込むウイルスの量が少しは減るかな?と考えるのが普通ですからね。気持ちの問題。
しかし、どうもここ2年くらいで様変わり。
知っている人は知っているようですが、マスクに予防効果が期待できると思っている人が増えてきているようです。
でも、新しい学説が論文で発表されたという話は聞きません。
もっと言えば、マスクが感染予防に効果があると、根拠をもって説明している人すら、見たことないです。
この状態で、科学的に考えて効果はほぼないというのを、みんなが勘違いしているから考えを改めろと言われても、ちょっと無理があります。
これは、科学への冒涜以外の何者でありません。
なので、何度も書きますが、マスクをするのは、人のためであって、自分のためではありません。
フワッとした印象だけで、間違った対策をしても、意味がありません。
正しい知識を持って、正しい対策を行ってくだサイ。