日別アーカイブ: 2022年1月27日

アウトロー

こんにちは。サイちゃんです。

日本には、数種類の教科書が存在していて、公立の小中学校の場合は、教育委員会ごと、つまり市町村ごとに、教科書を選んで使用します。
詳しいことは、ちょっと古い記事ですが、こちらに塾長がまとめています。

教科書が違うと、何が違うのかって話ですが、教科書によって、微妙に内容が違うというのが1番の問題点ではないでしょうか?

それで、今治の教科書事情ですが、県内ほとんどの学校が、啓林館の数学と、東京書籍の理科の教科書を使っているのに、なぜか、今治では、学校図書の数学と理科を使っています。
この辺に関しては、こちらも参照してくだサイ。

何が言いたいかと言うと、なんで、こんなアウトローな教科書を使いたがるのか?ということ。
教科書のシェア的には、ハッキリ言って、マイナーな教科書です。
そして、ザッと見た感じは、特に優れているわけでもありません。
まぁ、優れていれば皆が採用するので、シェアは必然的に上がります。上がらないということは、そういう部分があるということ。

それで、今起こっている興味深い現象なんですが、数学の単元別テストが違うんです。

啓林館と学校図書では、掲載内容の順番が違っています。
例えば、円周率をπとするは、啓林館では平面図形の単元で習いますが、学校図書では空間図形で学習します。
また、不等式は、啓林館では文字の式の単元で習いますが、学校図書では方程式の単元で学習します。

と言うことは、啓林館準拠の単元別テストを購入すると、教科書に載っていない内容がガンガン出てくるということになります。
で、どうも、某中学校は、間違えて注文したようで、啓林館準拠の単元別テストを使っているようです。
なので、習っていない部分が出てくるときは、学校の先生が問題を差し替えて使っているみたい。

塾長は、自分が授業するんだったら、単元別テストの範囲が終わった段階でテストするけどねとか言っていますが、それは別の話。

と言うか、単元別テストって、愛媛県が作っていた気がするので、今治しか使っていない学校図書準拠の単元別テストは存在しないということもあり得るかも・・・

これもそれも、こんなアウトローなマイナー教科書を使うから。気は確かか?と思います。

教科書なんて関係ないという人もいるけれど、確かに、そういう側面もあるんだけれど、それでも、こういった問題が起こるので、まぁ、そういうことです。
そいう影響も考えて、教科書は選んで欲しいものです。