日別アーカイブ: 2022年1月22日

緊急地震速報

こんにちは。サイちゃんです。

昨夜、緊急地震速報が出ました。
あっちこっちで、アラートが鳴りまくっていました。

でも、緊急地震速報って、その性質上、アラートが鳴った瞬間に、すでに揺れてなければ、たぶん、自分のいる場所ではたいしたことないです。
逆に、間があってから、まぁまぁ揺れたら、震央付近では、とんでもない被害が出ていることが予想できます。

と言うのも、伝わるのが早いP波(初期微動を伝える波)の速さが、一般的に秒速6~7kmほどです。
緊急地震速報は、最初、観測地点にP波が到達してから、処理を始めます。震源の深さにもよりますが、すでに1秒経過しています。
処理にどのくらいの時間がかかるのかわかりませんが、1秒で処理出来たとしても、処理の結果を発信したりしていると、さらに1秒。
テレビの速報だと、情報がテレビに届いて、映像として表示されるまでに1秒。
計4秒だとします。
地震発生から4秒経つと、25~30kmくらいは、揺れが伝わります。震源から30kmも離れれば、被害が顕著な地域には、まず当てはまりません。
緊急地震速報から揺れるまでに、数秒あった場合は、まず、自分の身に関しては、心配いりません。

しかし、逆に、緊急地震速報が鳴ったとき、すでに揺れていた場合は、震源までの距離が非常に近い証拠なので、かなり危険であることが分かります。
直ちに、身を守る行動をすることが大切です。

ポイントは、初期微動による小さな揺れを見逃さないこと。
震源から近ければ、間髪入れずに、次の大きな揺れが訪れます。
この時間は、震源から近ければ近いほど短いです。

この微妙な時間を緊急地震速報と組み合わせて、いかに生かすことができるのかが、生死を分けるのではないかと思います。

緊急地震速報も、その性質をよく理解して、使いこなしてくだサイ。
一番危険なのは、慣れてしまうことです。
速報が出ても大したことないと思い込まず、初期微動の動きに注意してくだサイ。
緊急地震速報と揺れ始めのタイミングで、震源までの距離がある程度推察できます。
当然、距離が短いほど、被害が大きくなります。