Y染色体を持った女性

こんにちは。サイちゃんです。

まずは、ヒトの性別は、どうやって決めるかと言う話。
どうやって決めるんでしょうか?
これが、ハッキリしないから、問題になるんです。

ソースは示せれないのだけれど、少なくとも90年代までは、外性器、つまり、「おちんちん」が付いているか、付いてないかで判断していたそう。
実に、わかりやすい。

このおちんちんと染色体の関係について、今日は考えます。

男になるためには、Y染色体が必要ですが、Y染色体があれば、おちんちんができるというわけでもないようです。

と言うのも、初期の胎児のときは、男性器、女性器ともあるそうです。
しかし、成長するにつれて、男は女性器が、女は男性器が破壊されます。
結果、それぞれに対応した性器が残るということになります。

この対応する性器を破壊するのが男性ホルモンと呼ばれる物質。
Y染色体の中に、この男性ホルモンの設計図が入っているそうです。
胎児の体に、この男性ホルモンが作用することにより、必要でない方の性器が破壊されていくそうです。

しかし、希に、この男性ホルモンに性器が反応しないケースがあるそうです。
そういう場合、両方の性器を持って生まれてくる場合もあるようです。
この場合、冒頭の判断をすると、男ということになります。

あるいは、Y染色体を持っていても、この男性ホルモンの設計図が入ってなかったり、不備があると、男性ホルモンが作れません。
この結果、男性器が破壊されて、女と判断される場合もあるようです。

逆に、男性ホルモンの設計図が、何らかの要因で別の染色体にあると、Y染色体を持っていなくても、男性器を持って生まれてくることになります。

といった具合に、Y染色体があれば、男になるのですが、なかなかそうもいかないケースも希にあるということです。

他にも出生時に、男性器が未発達で確認できないので女と判断される場合もあるようです。

なかなか、ヒトの体は興味深いもので、例外も多いようです。

このような理由で、遺伝子的には男なのですが、男性器がないという人、
遺伝子的には女なのですが、男性器があるという人が生まれてしまいます。

なので、Y遺伝子を持った女性とは、希ですが、一定数いるということになります。

これが、今回のボクシング問題の生物学的背景となるわけです。

こういう解説をあんまり目にしないから、問題の本質を見誤ってる人も多いのではないかと感じます。

長くなりそうなので、続きは次回。
もう少々、お付き合いくだサイ。


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