髪の毛の影響を計算してみた

こんにちは。サイちゃんです。

パリオリンピックもちょうど折り返しらしいです。
関連の記事で、こんな記事を見つけました。

パリ五輪に出場している中国の女性アスリートが、自身の化粧に向けられた批判に対して発言した過去のコメントが、ネット上で再び脚光を浴びている。
「私はアスリートや陸上選手に対するある種の凝り固まった印象、つまり『陸上選手は短髪にするべきだ、化粧をするべきではない、ごく普通でいるべき』という印象を打ち破りたい。」
中国の陸上女子選手、「化粧が派手」批判へのきっぱりコメントに称賛の声

こういう記事を見つけると、計算してみたくなるのが、ウチの塾長。

記事の選手は、ハードルの選手らしいですが、地面に対して平行に移動する場合の計算は難しいので、垂直に移動する高跳びで試しに計算してみたらしいです。

高跳びの女子世界記録は2.10m
記録を出したのは、ウクライナの選手でヤロスラワ・マフチフ選手。
Wkipediaによると、体重は53kgだそうです。
重力加速度は9.8m/s2とします。

ヤロスワラ選手が、2.1mの高さまで跳ぶとなると、2.1×53×9.8=1090.74Jのエネルギーが必要になります。
この時の垂直方向の初速は、6.42m/sになります。

踏切の時間が分からないので、仮に0.1sだとすると、
53kgの物体を0.1sで6.42m/sの速さにしようと考えると、踏切の力は3400Nの力が必要になります。
なるほどです。

ところで、人間の髪の毛はロングで300g程度だそうです。
写真で拝見したところ、このヤロスワラ選手は、ロングヘアです。
単純計算で、丸刈りにしたとすると、体重は52.7kgになります。
仮に、ロングの時と同じ3400Nの力で0.1秒で踏み込んだ場合、初速は6.45m/sになります。
この場合、生み出されるエネルギーは、1097J。
計算では、2.12m跳ぶことができることになります。
世界記録は1cm刻みなので、この2cmは大きくないですか?

あくまでも、仮定を重ねた概算です。
でも、髪の重さは、それなりに効いてくるのではないかと考えられます。

汗や雨で濡れると、髪の毛の長さによる重さの違いはもっと出てくるでしょうし、メイクしたり、着飾ったり、ピアスしたりetcとすると、どうしても重くなります。
もちろん、精神面で考えたら、おしゃれも大事なんだと思いますが、物理面で考えると、余分なものは削ぎ落し、なるべく軽くすることは大事なのでは?

陸上競技ですから、おしゃれしながらも結果を出している呉選手はスゴイですが、それでも、なりふり構わず、全てを削ぎ落して、肉体と記録の限界に挑戦する姿を見たいと思うのも、観客としては自然なのではないかと思います。

陸上競技で勝ちたかったら、散髪するというのも、1つの方法です。
ただ軽くすれば良いというわけでもないと思いますが、参考にしてくだサイ。


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