日別アーカイブ: 2021年6月30日

志望校と受験校 その答えは覚悟

こんにちは。サイちゃんです。

この時期に、毎年、何らかの形で問題になるのが、受験校と志望校の違い。

当たり前ですが、この時期に、漠然と○○高校に行きたいと考えるのは、あくまでも志望するというやつです。
国語辞典の意味としては、「自分はこうなりたい、​こうしたいと望むこと。」です。
この時期の志望校は、ただの願望と言っても良いかもしれません。

ですから、実際に受験する受験校とこの時期の志望校は、同じであって欲しいですし、ウチの塾生は、たいてい同じになりますが、違うこともしばしば。

ですが、どうも、この違いが分かっていない人が少なくないです。
「先生、○○高校どんなでしょう?」とか「どうせ、私は△△高校しか無理だし」と言う人に、
塾長は「そんなのは、やってみないとわかりません。本人さえその気になれば、○○高校も十分に可能性はあります。」と、まぁ、塾なので答えます。
もちろん、塾長が、可能性は十分にあると思っているから、そう答えるわけです。

でも、「可能性があるでは困るんです。」と言われます。
その理由は、まず間違いなく、「落ちるのは困る」というもの。

受験校を最終決定するのは、2月です。
それまで、どのように過ごすかと言う話。
2月まで頑張って、志望校を受験するのか、それとも変更するのかを考えれば良い話です。
今の志望校が○○高校だからと言って、○○高校を受験しなければいけないわけではありません。もちろん、△△高校を受験してはいけないわけではないんです。
結局、思うように成績が伸びず、涙を呑んで、志望校とは違う学校を受験するというのは、ウチの塾ではレアケースですが、世間一般では普通です。

少なくとも、○○高校に受かるのか、落ちるのかを心配するのは、この時期ではありません。
もっと先の冬服に戻ってからです。もっと言えば、2月の志願変更のときで構いません。
私立の絡みがある場合は、もう少し早めに決断しなければいけない場合もありますが、少なくとも、一般入試に関しては、私立も含めて今ではないです。

今の時代、ドラゴン桜じゃないですが、努力さえすれば、市内の高校くらい、何とでもなります。
逆に言うと、本人さえ本気なれば、何とでもします。少なくとも、十分に戦えるくらいの点は取らせます。
もし、それでダメだったとしても、そこには、進路変更という道も残されています。

この時期は、勝手に自分の限界を決めるのではなく、自分の可能性を信じて、3月まで本気で取り組む覚悟をするかどうかです。
「バカとブスこそ東大へ行け」じゃないですが、「バカ」と自覚があるならば、バカを卒業する絶好のチャンスが、受験であることは間違いないです。

高校入試は、良い意味でも、悪い意味でも、確実に人生を変えます。よく考えて、ぜひ、覚悟を決めてくだサイ。