勉強しないと

こんにちは。サイちゃんです。

やっぱり、勉強しないといけないなと塾長。

コロナが落ち着いてくると、今度は、検察庁法の改正がニュースを騒がしています。

この件に関して、「三権分立」とい言葉がキーワードとなっていますが、これはおかしいと塾長。

中3生が使う、公民の教科書(今治で使っている東京書籍)の一部です。
内閣の組織図を引用しました。
KIMG0659

警察庁が、ちょっと点線になっているのが気になりますが、内閣の一部であることが分かります。
つまり、内閣総理大臣が、検察のトップということです。

次に、三権分立に関する図を引用します。こちらも公民の教科書(東京書籍)。
KIMG0664

三権分立とは、行政を担当する内閣、立法を担当する国会、司法を担当する裁判所がそれぞれ独立しているということです。

ですから、内閣の暴走を止めるのは、国会と裁判所の役割であり、内閣の一部である検察の仕事ではありません。
内閣総理大臣が検察官の定年を延ばしたところで、どのように三権分立に影響するのか、さっぱり見当がつきません。

こんなことは、教科書を見れば一目瞭然です。
なんでこんな当たり前のことが、問題視されているのか・・・

そんなことよりも気になるのは、国民からの矢印が、国会、裁判所には実線で向かっていますが、内閣には世論という形で、点線になっていること。
つまり、国会と裁判所には、国民は直接制裁を加える手段がありますが、内閣に対しては、その直接的手段がないということです。

今は、インターネットの普及で、世論?を個人で発信することもできなくはないですが、普通は、この世論を取りまとめるのは、マスコミの仕事。

つまり、こんな中学校の教科書に書いてあるようなことが理解できていない人達が、国会議員であり、マスコミであることの方が、よほど問題です。

ということで、中学校で習うことくらいは、ちゃんと勉強しないといけないと思います。
皆さんは、ちゃんと勉強してくだサイ。


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