確率と期待値

こんにちは。サイちゃんです。

お金持ちが「宝くじ」を絶対に買わない4つの理由という記事を見つけました。

宝くじは、確率論で、ほぼほぼ説明できます。

今回は、以前調べたジャンボ宝くじをもとに考えます。

この回の宝くじ発行枚数は1億2000万枚です。
そのうち、当たりは、末等の300円を含めて、1347万7380枚です。
ということで、1枚の宝くじで、とりあえず、300円でも良いから当たる確率は、11.2%となります。
こう考えると、なんか、勝負しても良いのかな?と思えてきますが、当たった気がする1万円以上の当選確率となると、0.23%となります。

なんか、当たる気がしませんね。
ちなみに、3000円が当選する確率は、1%です。

まず、これが確率論から考える当選する確率。

次に、期待値というのを考えます。
期待値と言うのは、例えば、300円の宝くじで、多分外れて0円ですが、もしかしたら1億円当たるかもしれないし、300円当たるかもしれない、
何円当たるかはわかりませんが、何度も何度も無限に挑戦した場合の帰ってくる金額の平均のことです。

この数字は、その勝負に乗るか乗らないかを判断する、良い材料になります。
例えば、200円のくじで、期待値が300円ならば、何度も何度も勝負をすれば、絶対に儲かります。
平均して300円帰ってくるので当たり前です。

しかし、期待値が200円以下の場合、何度も何度も挑戦していると、確実に損をします。
当たり前です。平均して帰ってくるお金がくじの購入金額を下回っているので。
たくさん買えば買うほど、損することが確実になっていきます。

ただ、くじが営利目的である以上、期待値が売値を上回ることはあり得ません。
ですから、くじ(ギャンブル)は、絶対に損をするものだと思って、挑戦しなければいけません。
ですが、この期待値が大きければ大きいほど、当たる確率が大きいと言えます。
ですから、自分の許容範囲を決めておいて、期待値から、判断すると良いと思います。

と言うことで、今回取り上げているジャンボ宝くじの期待値を計算してみたところ、149.99円でした。
半分以下ですね。これが、記事の中にある還元率の根拠の数字になります。

ちなみに、1等なんか当たるはずがないと考えて、2等の1000万狙いを考えてみます。
つまり、1等とその前後賞は存在しないと考えて期待値を取ります。そうすると、99.99円。つまり3分の1。

たくさん買えば、たくさん買うほど、お金は3分の1に近づいていくことになります。
たくさん買うと、当たりやすくなる気がすると思いますが、確かに当たりやすくはなりますが、その分のコスト(費用)も増えるので、あまり意味がありません。
試行回数を増やせば、増やすほど、当選金は、平均値(期待値)にどんどん近づいていきます。これは、確率の基礎です。

わかりやすく言うと、2億円分の宝くじを買って、1億円当てても意味がないということです。
宝くじを確率で考えると、こんなことが言えます。

ですから、こういうのは、少ない回数で勝負することが重要です。

こういうことは、高校の数学の時間に勉強します。
こういうことが分かっているならば、無暗に宝くじを買うことがいかに愚かであるかがわかります。

なので、記事の最後に出てくる宝くじで夢を買うのは、「そんなことでしか夢を見る方法がないという、典型的なお金を稼げない人の発想」でしかないというのは、刺さりました。

結論:しっかり勉強して世の中を理解し、夢は自分の力でかなえてくだサイ。

もちろん、こういうことをわかったうえで、宝くじを楽しむのはまた違う話です。


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