日別アーカイブ: 2024年7月12日

共学化

こんにちは。サイちゃんです。

今日ご紹介する記事はこれ。

埼玉県教育委員会は11日、中高生と保護者を対象にした、県立高校共学化の賛否などに関するアンケート結果を公表した。
別学高の共学化について、中学生の56・2%が「どちらでもよい」とした。「共学化した方がよい」18・7%、「しない方がよい」19・3%と、別学維持の声が僅差で多かった。
一方で、高校生では別学維持を求める意見が57・2%と最も多く、「どちらでもよい」33・2%、「共学化した方がよい」7・8%だった。
埼玉県立高校の共学化論争、中学生の56%が「どちらでもよい」…高校生は別学維持が過半数

公立の高校で、男子校、女子校が生き残っているとは、正直驚きでしたが、調べてみると、全国的に見ると意外と残っているようです。

データとしては、男女別学の方が、学習効率は良いそうです。
その証拠か、東大合格者数ランキングのトップ5は男子校となっています。

ですが、愛媛県の私立高校でも、男子校・女子校がどんどん共学化していき、残ってる学校あるの?という状況。
全国的に見ても、どんどん減っているようです。
少子化の時代、広く生徒を集めていかないと、経営できないということだと思います。

そんな中、機会均等を武器に、共学化を求めているようですが、当事者たちのアンケート結果としては、
当事者の高校生は「別学を支持」、これから当事者になる中学生は「どちらでもよい」という結果に。

少し気になるのは、この中学生の意見が、2~3年経つと、気持ちが変化するのかどうか。
男子校・女子校はあってもなくてもどちらでも良いと思っている中学生が、実際に受験を経て高校生になったとき、どう感じるのか。
つまり、今の高校生が、男子校、女子校があった方が良いと思っているのは、高校生だからなのか、中学生の時から思っていたのかということ。

ただ、こういう問題は、維持できる環境であるなら、維持するべきだと思います。
アンケート結果からも明白です。
男子校・女子校に行きたければ行けばいいし、行きたくなければ行かなければ良いだけ。
行きたい人が定員を下回ったり、志願者減少により偏差値が維持できない状況になれば、共学化を検討していくことになるだけの話だと思います。

少なくとも、男子校に行きたいと思う少数の女子、あるいは女子校に行きたい少数の男子の権利を他人が主張することにより、男子校・女子校に行きたいと思っている人の権利を奪うの間違っていると思います。

埼玉県は、正しい判断をしてくだサイ。