日別アーカイブ: 2020年9月29日

こんにちは。サイちゃんです。

広報やマイタウンによると、来月、テクスポートで、日本遺産に関するイベントが行われるそうです。
それに関連して、「村上海賊」という言葉が、紙面を踊っています。

それを見た、塾長は、「なんでだろ?」と。

と言うのも、村上海賊ではなく、村上水軍と言うのが一般的でした。
それが、急に最近、村上海賊という言葉を目にし始めました。

まぁ、「村上水軍てのは、ようは、海賊だね」なんて、ことを言うのは面倒なので、もしかしたら、的を射た良い表現なのかもしれないけれど、「賊」の漢字の意味を分かっているのかな?と。
「賊」を調べてみると、

1 人を傷つけそこなう。害する。「賊害・賊心」
2 人を傷つけて財物をかすめる者。強盗。ぬすびと。「海賊・義賊・山賊・鼠賊 (そぞく) ・盗賊・馬賊」
3 時の政府や国家に反逆する者。謀反人。「賊軍・賊臣/奸賊 (かんぞく) ・逆賊・国賊」[難読]烏賊 (いか) ・木賊 (とくさ)
(小学館 大辞泉より)

とのこと。
まぁ、良い言葉ではありません。
ONE PIECEで勘違いしている人が多い印象ですが、全く、違います。
ようは、犯罪者という意味です。

水軍という言葉があるのに、なんで、わざわざ、悪い言葉を広報に大きく載せるんだろう?
自分達のご先祖は、犯罪者で、それを観光資源にしますと言っているのと同じ。

もしかしたら、日本遺産に登録する時に、色々あったのかもしれないけれど、
村上水軍は、海賊行為もしているけれど、瀬戸内海の中で、それ以外の役割も大きかったという話。

もっと、字の本当の意味、由来、イメージも大切にしてくだサイ。
すごく、違和感です。

そう言えば、塾生の話を聞いていると、海賊のイメージがわかないらしく、
「今時、海賊なんているの?」と言います。

それが、いるらしいです。海で、略奪行為をするのが、海賊ですから。
自衛隊が、日本船を守るために、パトロールしに派遣されています。
数年前に、ニュースを騒がせました。

そんな言葉が、「海賊」です。