定義づけ

こんにちは。サイちゃんです。

「2乗すると2になる数をルート2とする。では、ルート2を2乗するといくつになるか?」

この問題、知識的には、中3の内容ですが、よくみると、誰でも解ける問題です。

何年生くらいから解けるか、塾長が調査しています。
残念ながら、知識のある中3でも、少なからず解けない子はいるし、中1でも解ける子は解けます。
まだ、調査途中ですが、現在、小5の子が解けました。

まずは、頭が柔らかいかどうか。そして、きちんと状況を読み取れるかどうかです。

多い傾向は、2乗と言う言葉と、ルートという聞いたことのない言葉に惑わされて、思考が停止してしまうという現象。
この問題は、2乗もルートもわからなくても、解けます。
そうヒントを言っても、ルートを紐解こうとして、パニクります。
当然、2乗して2になる数なんて、平方根を習わなければ、見つけられません。

次に、文章の構造が理解できない。
1文目と2文目の文章は同じことを言っています。そこに気がつけば、知識は必要ありません。

むしろ、こう置き換えれば良いです。
「○○すると2になる数を△とする。では、△を○○するといくつ?」

気が付く子は、こんな簡単な問題が出るわけないという思い込みなのか、簡単すぎて逆に不安を覚えるようです。

でも、これに気が付かないし、解説しても理解できないようです。
1文目は定義。2文目は、その定義を使って問題を解く。
小学校高学年以上でこの文章構造が理解できない場合は、黄色信号です。

とにかく、よく読み、状況を把握することが大事です。
文章構造をしっかり把握して、読み取ってくだサイ。


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