日別アーカイブ: 2019年11月9日

まわりくどい

こんにちは。サイちゃんです。

今回の県模試に、なんとも不可解な問題が出ていました。

ようは、
「2つのサイコロを同時に投げ、その目の積が19~24になる確率を求めよ」
という、たった1行で済む問題なのですが、

目の積と言うことを表すのに、
「大きい方のサイコロの目の数をa、小さい方の目の数をbとしたたときのa×bの値」
と表現しています。
3文字を1行に引き伸ばしています。

さらに、19~24になるというのを、
「6つの正六角形ア~カの頂点に1から36の数字をふり、エの正六角形の頂点に書かれている数字と同じになる」
と表現しています。
(図があって、エの正六角形の頂点に、19~24の数字がふられていることがわかります。)

これは、正直、回りくどい。
なぜ、正六角形を6つも書くのかも分からないし、何がしたいのかもわかりません。
逆にここまでするなら、目の積と同じ数字の場所に駒でも置く、ゲームにでもして欲しい。
で、エの正六角形に駒が置かれる確率を求めた方が楽しいです。
これなら、正六角形を6つ書くのも、なんとなくうなづけます。

と、さらに問題文が長くなる提案をはさみましたが、とにかく、無駄に問題文が長いです。
しかも、意味がない。

でも、最近はやりの問題は、こんな感じです。
数学的内容は、以前と変わらない、むしろ、簡単になっているにもかかわらず、問われていることがよくわからないというケースが、確実に増えてきます。

おそらく、この問題、正答率は低いでしょう。
残念ですが、この文章を楽々読み取れる中学生は、そう多くはありません。

じっくり読んで、状況を把握してくだサイ。まずは、そこからです。