緊急地震速報

こんにちは。サイちゃんです。

本日15時24分ごろ、緊急地震速報が流れました。
緊急地震速報とは何かということも踏まえて、希に入試でも出ますので、解説しておきます。

まず、緊急地震速報の仕組みですが、これは、地震を予知しているわけではありません。
「もうすぐ、地震が起こるよ!」というものではありません。

仕組みは、どこかの観測点で、地震を観測し、その揺れ方から、コンピューターが、これヤバいんじゃない?と判断した時、緊急地震速報が流れます。
それでは、意味ないんじゃないの?と思うかもしれませんが、そうなんです。そんなに意味がないんです。

ただし、ちょっとは意味があるんです。
地震には、P波と呼ばれる縦波と、S波と呼ばれる横波によって、伝わります。

P波によって伝わる揺れを初期微動、S波によって伝わる揺れを主要動と言います。
もう、書いて字の如くです。
P波の方が速度が速く、伝わるのが早いのですが、揺れは小さいです。
S波の方が速度は遅く、伝わるのは遅いのですが、揺れは大きいです。
地震の揺れは、一瞬で伝わるわけではありません。

速度が違うので、まずP波が伝わり、少々のタイムラグを経て、P波が伝わります。
つまり、小さい揺れが起こり、少々時間を空けて、本格的な揺れが起こります。

緊急地震速報は、初期微動で判断し、そこから速報を出すので、主要動が始まるまでに間に合うかもしれないのです。
ただし、ほんの一瞬です。でも、この一瞬で何かができるかもしれないので、ちょっとだけ、意味がありそうですよね?

と言いつつも、緊急地震速報が流れるまで、やはり時間がかかるので、顕著に被害が出る場所では、結局は、こちらでも解説している通り、揺れている最中ということになります。

なのですが、今回は、揺れている最中に速報が鳴りました。
その後、揺れが収まったころ、バリクリーンからと思われる場所から放送されました。
これは、かなり危険であったことを示しています。

結局は、最高震度4だったので、誤報に近い状態だったのですが、今回は、かなりヒヤッとしました。
参考にしてくだサイ。


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