日別アーカイブ: 2021年2月10日

同様に確からしい

こんにちは。サイちゃんです。

2年生が確立の勉強を始めました。

確率でパニクるお約束は、「同様に確からしい」ですかね?

意味は、これから考えること(事象)がおこる可能性が、同じであるという意味。

例えば、サイコロを振って、1が出る可能性も、2が出る可能性も同じです。
こういうときに、「同様に確からしい」と言うわけですね。

でも、コインを投げて、表が出る可能性と、コインが立つ可能性を比べると、どう考えても、表が出る可能性の方が高いですね?
ということは、この2つは、「同様に確からしい」とは言えません。

ただ、中学校の確立の問題だと、同様で確からしいくない問題は、まず出ないので、読み飛ばしても大丈夫な文言です。
数学(理科でも)には、こういったおまじない的な言葉で定義しておかないと、厳格に言うと、問題が解けないので、書かないといけないです。しかし、中学校の問題では、同様に確からしいことが前提で問題が作られるので、読み飛ばしても問題ありません。

さて、そんな「同様に確からしい」ですが、そもそも、書いていることの意味がわからないから、パニックになるのです。
「同様に確からしい」の意味は、教科書にも載っているし、ちょっと検索すればいくらでも見つかりますが、なんで、「同様に確からしい」と言うのかは、どこにも書いていません。

と言うことで、ちょっと考えてみました。

たぶん、こうだと思います。

これから起こることは、どれが起こる可能性も、「同様」で(同じで)あることは、「確か」(確実)だと思うよ(らしい)。

もうちょっと言いかえると、「これからコインを投げて、表が出る可能性も、裏が出る可能性も、同じで(同様で)あることは、確実(確か)だと思う(らしい)よ」

こう考えると、意味がわかる気がしませんか?
数学にしては珍しく、不確定な話をしています。でも、確率っていうのは、不確定なものを考えているので、それで良いんです。

参考にしてくだサイ。

最後にもう1回。
「同様で、確か、らしい」
こう区切ります。