日別アーカイブ: 2018年11月15日

推薦入試

こんにちは。サイちゃんです。

毎年のように、何らかの形で発信している推薦入試問題。
今年も、ありそうです。

推薦入試は、以前とは違い、落ちます。
昔(20年くらい前)は、受けたら確実に受かっていましたが、今は、違います。
話を聞いていると、世間には、未だに、「推薦入試=ほぼ確実に受かる」と勘違いしてる人が、一定数いるようです。

今の時代は、受かる方が少ないです。
特に、人気校は、高校からの逆指名で、ほぼ埋まっていて、一般枠は、ごくわずかです。
その倍率は、10倍とか20倍とかになっていても、不思議ではありません。

さて、そんな受ける価値があるのかないのかわからない状況の倍率。
それでも、なぜか、推薦してもらえることがわかると、安心してしまい、そこからの勉強を止めてしまいます。
さらに、推薦入試の準備も、とんでもなく大変です。
もちろん、その準備は、人生の糧になることは間違いないですが、本来、勉強するはずの時間に、それをするのですから、一般受験者との差が広がることは間違いありません。
今までの、勉強する習慣も途切れてしまい、集中できなくなります。

そして何より、落ちるとわかっていても、第一志望の高校に1度拒絶されるというのは、精神的にも、大きなダメージになります。

結局、一般受験で本来受かるはずの人も、勉強不足から、志望校を変更せざるを得ない状況に陥ってしまいます。

もちろん、合格すれば、それはそれで良いのですが、入学後を考えると、これも微妙。
2月の中旬に内定が決まりますが、一般受験者は、それからの1か月間、死に物狂いで勉強します。
この1ヶ月の伸びは、かなりのものになります。
入学後は、そういった一般受験者と、競い合うことになるのです。
入学後のスタートの時点で、大きな差が生まれていることは明白です。

百害あって一利なしというのが、現状の推薦入試の実態です。
安易に、推薦入試に手をあげないでくだサイ。