こんにちは。サイちゃんです。
文章が読めない話は、何度も書いてきました。
3年生からの質問が、数学的な質問ではなく、問題文が読み取れないため、何を聞かれているかがわからないというのが、多いのも気になります。
ということで、読み取る力が必要です。
塾でも、新井紀子先生の著書、「AI vs.教科書が読めない子どもたち」は、色んなところで何度も紹介しました。
新井先生は、著書の中で、子どもたちの読解力が危機的状況にあると結論付けています。
今回は、そんなことが書かれている記事を発見しましたので紹介します。
文章を正しく理解できない人がAIに負ける理由 中学生平均を下回る水準の上場企業社員も
急速な進化を続けているAI(人工知能)。すでに身近な商品やサービスに組み込まれ始めており、いずれAIに代替されてしまう仕事も出てくるだろう。
「AI(人工知能)時代を生きるためには読解力が必要だ」。
新井紀子・国立情報学研究所授はそう断言する。
https://toyokeizai.net/articles/-/306709
2045年に700万人以上の人が、AIに仕事を奪われるという試算もでていて、よく読んで良く考えるということが、仕事を奪われないポイントになると塾では考えています。
記事でも、そのようなことが書かれており、正確に読み取ることは、必要不可欠です。
そして、こんなあからさまなデータも紹介されています。
1つの組織内でも、職種によって読解力に差のあるケースがある。ある病院では読解力が高い順に医師、看護師(大学卒業)、看護師(専門学校卒業)と事務員、介護福祉士(専門学校卒業)となった。医師の指示をそれ以外のスタッフが理解できておらず、指示と異なる処置が悪意なく行われるリスクがある。職種で差がある例は、製造業や金融業、不動産業などにも見られる。
これは、高等教育を受けた人が読解力が高いと言うよりは、読解力が高い人は、高等教育を受ける傾向があるだけだとは思いますが、データとしてハッキリしています。
そんな、基礎的読解力ですが、これをテストするリーディングスキルテストを受験できるとか。
「基礎的な読む力」を測るテスト 『リーディングスキルテスト 個人受験版Pコース』12月実施
学校法人高宮学園 代々木ゼミナール(本部:東京都渋谷区/理事長:高宮 英郎)は、一般社団法人教育のための科学研究所(東京都中央区/代表理事・所長:新井 紀子)が開発しました「リーディングスキルテスト(RST)」の個人受験版Pコース(小学生対象、中学生対象、高校生対象、大学生対象、社会人対象の5種別)を、2019年12月に実施いたします。
https://www.atpress.ne.jp/news/194905
東京まで受験しに行くことは現実的ではありませんが、時代の波が動いていることを体感できる記事です。
とにかく、しっかり読み取れるようになることが、2045年を生き抜くポイントになることは間違いありません。
しっかり、読み取る練習してくだサイ。