第74回 R2年県立入試出題予想

今年も、意味があるのかないのか、よくわかりませんが、理科の出題予想を行います。
H28年の出題予想と出題傾向はこちら。H29年はこちら、H31年はこちら
例年、正答率は50%程度なので、当たるも八卦、当たらぬも八卦です。

数学は、例年同様と予想されますので、こちらを参照してください。

過去の出題傾向は、こちら→数学理科

物理分野

今年は、回りとしては、電気小問に回る年になります。
電磁誘導陰極線の問題辺りが、今年こそ出るかも?
小門に回る年なので、オームの法則や、ワット数の計算、去年出題された磁界など、
ややこしいのは、捨てても良いかもしれません。

3年生の分野からは、の問題が出そうです。
合力・分力垂直抗力力のつり合い作用反作用の法則慣性の法則斜面での力のはたらき方などは、復習しておきましょう。
これらの単元で、大問を作るのは難しいので、もしかしたら、見たことのないような、
意外性のある問題が出る可能性もあるかもです。
力の復習をするときは、一緒に1年の力の復習をするのも忘れないようにしましょう。

1年生からは、フックの法則辺りがくさそうです。
仮に、3年で力が出なければ、フックの可能性が高くなるのでは?
逆に、3年で力の問題が出れば、の可能性が高くなるのではないでしょうか?
去年がなので、音の復習は軽めで良いでしょう。

化学分野

回りとしては、1年生の身のまわりの物質の問題小問に回る年です。
と言っても、去年も同じことを書いていますが。
水溶液に関する問題が去年出ているので、今年は、密度メスシリンダーあたりが要チェックかな?

仮に、この予想が的中した場合、おそらく、かなり面倒な問題構成になると考えられます。
しっかり読めれば、基本問題だけれども、実験の条件やデータを読み解くのに苦労する、
あるいは、無意味に問題文が長いということが予想されます。
どうなるかな?

2年生の単元からは、酸化と還元に関する問題が出そうです。
これも、去年もそう書いていますが・・・・
ここ5年中、3回質量保存に関する問題が出ているので、
酸化・還元に関する質量保存は、シミレーションしておいた方が良いかも。
他にも、化学変化と熱は、そろそろ出るかもしれないので、チェックしておきましょう。
これも、去年と同じ。

3年生の単元からは、イオンの問題が出るのは間違いありませんが、ここ3年、小門に回っています。
今年は、ガッツリでると予想しますが、中和以外で、何が出るかは、予想しずらいです。
そのなかでも、塩化銅の電気分解要チェックかな?くらいです。

去年も書いていますが、酸・アルカリの電気泳動の問題は、まだ出ていないので、そろそろ来るかも?

生物分野

食物連鎖に関する問題は今年はお休みの回りです。
3年生からは、メンデルの法則が、小問でさらっと出るかも?
これも、おそらく、無駄に文章が長い問題構成になるでしょう。
よく読んで状況把握ができれば、中身は軽めの簡単な問題となるでしょう。
となると、去年も書いたような、血液型で攻めてくる可能性は、あるかもしれません。
今年こそ、花子さんと太郎君の血液型が分かるかもしれません。

1年生からは、植物のからだのつくり全般を復習しておきましょう。
1年生の植物分野は、点をとりに行く単元です。
しっかり復習をして、点を取りこぼさなくて済むようにしましょう。
何が出ても良いように、確実に押さえておきましょう。

2年生からは、動物の分類に関する問題かな?
進化に関する問題も要チェック。
去年外しているので、去年と同じ予想です。

地学分野

小問に回るのは、1年生の単元だと思います。
地層関係の問題を軽く聞いてくる気がします。
化石に関する問題は、要チェック。
示相化石、示準化石の違いは、おさえておきましょう。

2年生の天気は、水の循環の単元が要チェック。
雲のでき方湿度は、要復習です。特に、湿度の計算は、できるようになっておきたいところです。
ついでに、乾湿計の使い方もおさえておくと良いでしょう。

3年生の天体からは、月の満ち欠けかな?
月の満ち欠けを復習するなら、ついでに金星の満ち欠けもおさえておきましょう。
月つながりで、ついでに、月食日食などもチェックしておきましょう。

総合予想

全国的に見ると、新大学入試に向けて、着々と問題が変わってきているようです。
去年は、パッと見はいつも通りでしたが、細部が大きく変わった年でした。

保守王国「愛媛県」なので、サイレントマイナーチェンジと考えておいて良いと思いますが、
いつ、何が起きても、おかしくないのが今の高校入試です。
愛媛県も例外とは言えない状態です。

特に今年は、定員割れが目立ち、形だけの入試になる学校がほとんどです。
ある程度、県教委も予想していたと思います。
影響が限定的な今年、他県に倣って、大きく変えてくる可能性は否定できません。

何が起こっても、慌てない精神力は必要です。

さて、冒頭にも書きましたが、あくまで予想です。
当たるも八卦、当たらぬも八卦です。占いくらいのつもりで。

入試問題は、年々、問題のレベルが上がっているように見えますが、
実は、文字数が増えているだけで、本質的な内容は、薄くなっています。
とにかく読ます問題が増えているので、じっくり読んで、考えて、
それでいて、時間内に処理する力を求めているように感じます。
落ち着いて、時間配分に気を付け、できるところから取り組んでいきましょう。

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