今回は、二段階選抜についてです。
愛媛県の県立高校では、二段階選抜というのが行われています。
この二段階選抜を理解していないと、痛い目を見る場合がありますので、解説します。
二段階選抜とは
これは、入試の時、書いて字のごとく、二段階に分けて、選抜を行うということです。
推薦入試と、一般入試の2回に分けて選抜するという意味ではありません。
一般入試の時に、内部で、2回に分けて選抜を行っているということです。
よく、Wチャンスという言葉を聞きませんか?
どんな時に耳にするかというと、抽選プレゼントの時ではないですか?
本命の抽選にもれても、さらに、副賞的なものが当たるかもしれないというあれです。
抽選で3名様に
ニンテンドー3DSをプレゼント!! |
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→ |
外れてしまっても、Wチャンス!!
抽選で500名様にオリジナルキーホルダーをプレゼント!! |
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抽選で3名様に
ニンテンドー3DSをプレゼント!! |
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外れてしまっても、Wチャンス!!
抽選で500名様にオリジナルキーホルダーをプレゼント!! |
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こんなの見たことないですか?
このように、2回に分けて選ばれる。
ちょっと違うかもしれませんが、これが、県立入試の二段階選抜のイメージです。
この二段階選抜の詳細については、県の高校教育課のHPから見ることができます。
全員が1次選抜に参加できるわけではない
プレゼント同様で、1回目の選抜にもれてしまった人を対象に、2回目の選抜が行われます。
しかし、ここで問題なのは、抽選プレゼントとは違って、
全員が、1回目の選抜の対象になるわけではないということです。
じゃあ、誰が1回目の選抜の対象になるのかということ。
入試要項には、このように書かれています。
「調査書点が上位から募集人員の90パーセント程度以内にある者」
つまり・・・
まず、参加できる人数は、募集人員の90%ですから、
100人の定員(募集人員)の場合、90人が選抜の対象になります。
ここで問題なのが、定員に対しての90%ですから、
仮に300人受験していても、1000人受験していても、、1次選抜に参加できるのは、90人です。
仮に、定員100人に対して、150人が受験したとすると、以下のようなイメージになります。
受験者数(150人) |
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定員(100人) |
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1次選抜対象者(90人) |
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次に、誰が参加できるかですが、調査書点の高い人です。
調査書点の高い、上位90%がこの1次選抜(1回目の選抜)に参加できます。
つまり、上の図の場合、調査書点の高い順に並べた上位90人が参加できます。
調査書点の低い人は、この1次選抜に参加することができないんですね。
そして、ここまでに、入試の得点の話は、出てきていません。関係ないんです。
きっと、本番前の中学校3年間を頑張った人へのボーナスステージなんでしょうね。
調査書点・・・ 調査書に書かれている 評定の合計。満点は、9教科×3年×5の135点
さて、本番前のボーナスステージなんて書きましたが、1次選抜で定員の70%を選抜するわけですから、
そのほとんどがこの1次選抜で合格することになります。
しかも、1次選抜に参加さえできれば、あとは、入試の得点のみで合否が決まります。
その他は、関係ないんです。面接で失敗しても関係ないんです。(本当か?でも、そう書いてる)
この1次選抜に参加できるのと、できないのとでは、大きな違いがあるということです。
そして、この1次選抜にもれた全ての人(参加できなかった人も含む)で、
2次選抜(Wチャンス)を戦うことになります。
残ったイスを2次選抜で
先ほど同様に、定員100人に対して、150人が受験したとすると、以下のようなイメージになります。
受験者数(150人) |
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定員(100人) |
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1次選抜対象者(90人) |
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1次選抜合格者(70人) |
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2次選抜参加者(80人) |
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最終合格者(100人) |
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2次選抜では、「入試の点」、「調査書点」、「面接や調査書に書かれている学習以外の内容」
の3つを合計して戦います。
この時初めて、調査書に書かれている資格や表彰が関係してきます。
しかも、この3つの配点は、高校によって違います。
市内の学校ですと、西、北は「入試の点」を、
南、工業は「面接や調査書に書かれている学習以外の内容」を重視します。
その他県内の高校の配点に関しては、県の高校教育課のHPを各自見てください。
俗に言う偏差値の高い高校は、「入試の点」を、
偏差値の低い高校は、「面接や調査書に書かれている学習以外の内容」を重視する傾向があるようです。
対策と考察
中学校の3年間をいかに過ごすかが、ポイント。
通知表が3年間オール5の場合、絶対に1次選抜に参加できるので、
資格取得や表彰を気にするより、入試の点をいかに取るかを考えた方が得策。
オール5でなくても、1次選抜に参加でき、1次選抜で決めれそうならば、
入試で点を取ることの方が重要。
2次選抜までもつれ込まなければ、調査書の内容なんて、評定のみ。
いずれにしても、評定を上げることが重要。評定を上げるためには、観点別評価を上げることが近道。 |
と言うことで、当塾では、テストで点を取ることよりも、評定を上げることを中心に取り組みます。
ぜひ、ご検討ください。
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