第24回 H28年度愛媛県立入試(数学)

今回は、昨日行われた県立入試を例年の出題傾向とも比べながら、
考えてみたいと思います。

問題と解答の速報は、こちら 理科はこちら

大問ごとに、難易度と傾向について、見ていきます。
数学は、理科と違ってワンパターンなので、特筆することは少ないと思います。

大問(一)

計算問題。ちょっと、難易度が高いような印象を受けますが、標準問題です。

大問(二)

この問題は、小問集合なので、1問ずつ見ていきます。
まず、1の計算問題は、二次方程式簡単すぎ。
2は関数の問題。出題率の低い反比例が出題されました。わかっていれば、簡単すぎ。
3は確率の問題。硬貨とサイコロの合わせ技。あまり見かけない、
ちょっと癖のある問題かもしれませんが、樹形図をきちんと描けば、難しい問題ではないでしょう。
4は、文章題。H16年以降ずっと、6が方程式の文章題だったんですが、新傾向?
今年は、4で出ています。ここに来ているだけあって、難易度は、低い
5は、三平方の定理を使った空間図形の問題。
よくでる問題なので、勉強していれば、十分対応できる。難易度は、標準
6は作図の問題。ここは、文章題が来るはずの場所です。
なのに、作図が来ているということは、作図が難しいということか?
わかれば簡単ですが、あまり見ない問題なので、ひらめくかどうか。難易度は、標準でしょうか?

大問(三)

いつも通り、規則性の問題。
近年、手順通りに作業するというのが、パターンになりつつあるようです。
規則性を見つける必要がなく、ある意味で、簡単かもしれません。
が、それなりに難しい問題になっています。
逆に、規則性を見つけなくていい分、より、センスが問われるような気がします。
難易度は、「難しい」でしょう。

大問(四)

例年通り関数の問題。しかも、図形との抱き合わせです。
おなじみの動点問題です。しかし、今回厄介なのは、速さが変わることと、
問題の書き方が、おなじみの書き方でないということ。
いずれも、きちんと勉強していれば、大した問題ではないですが、
そうでなければ、パニックになるかもしれません。
やっていることはいつも通りなので、勉強していれば、余裕でしょう。
難易度は、中の上でしょうか?

大問(五)

おなじみの図形の問題です。証明は、合同。予定通り。
図形の問題で、示された図が、1つというのは、近年の傾向としては、珍しい気がします。
証明は、錯角と同位角を使えば比較的簡単に証明できます。2年生レベル
最後の問題は捨てるとして、他の2問は、難易度は、「難しい」でしょうか?
まだ、比較的やりやすい問題だと思います。

総括

全体的に、例年と比べると、比較的簡単なような気がします。
しっかり勉強していれば、十分に対応できたのではないでしょうか?

今年の理数系教科は、平均点も高めに出るのではないでしょうか?
特筆することも少なく、やりやすい年だったようです。

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