学問のすゝめ

こんにちは。サイちゃんです。

今日、11月25日は、1万円札でおなじみの福沢諭吉の「学問のすゝめ」の最終巻が発売された日なんだとか。

この学問のすゝめ、「天は人の上に人を造らず 人の下に人を造らず」のフレーズで有名ですが、福沢諭吉が言いたかったことはこんなことではなく、続きがあることもまた有名です。

そして、よく読むと、このフレーズは、諭吉の言葉ではなく、あくまで一般論として、著書の中に出てきていて、言いたいことは、この続きということが分かります。

「しかし、現実はそうではなく、富むものいれば、貧しきものもいる。それは、なぜかというと(要約)」と続きます。

そして、「賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによりてできるものなり(原文)」と。

つまり、人は生まれながらにして平等とは言うけれど、実際は違うよね。でも、それは、学んだか、学ばなかったかの違い、つまり、勉強したかしていないかの違いであると。

さらに諭吉は続けます。
「人は生まれながらにして貴賤・貧富の別なし。ただ学問を勤めて物事よく知る者は貴人となり富人となり、無学なるものは貧人となり下人となるなり。(原文)」

だから、「学問のすゝめ」なんですね。

教科書を読んだだけだと、「勉強して、平等を勝ち取ろう!」という内容だと勘違いしてしまいそうですが、実際は違います。

かのブレーブパスカルは、人のことを「考える葦」と表現しました。
人は考える、つまり学ぶ生き物であるということです。
考えない、つまりは学ばない、勉強しないというのは、裏を返せば、もはや人ではないともとれます。

ですから、学ばない人は人でないので、人権もないとも言えるかもしれません。

今の日本は、学ぶ機会が平等とは言えないかもしれませんが、それでも、チャンスは全員に与えられています。
このチャンスを生かすのか殺すのかは、自分次第。

諭吉の言葉を噛みしめてくだサイ。


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