日別アーカイブ: 2021年8月6日

実用的な数学

こんにちは。サイちゃんです。

昨日紹介した高橋洋一先生の話の中で、アメリカでは、実用的な数学を勉強するという話がありましたが、日本でも、そういう傾向にシフトしていっています。

今年から始まった新センター試験に出てくる問題が、活用の問題がを中心に出題されるようになりました。
高校入試問題も、新センター試験に合わせて、そっち方向にかじを切っています。
以前、紹介した宮城県の問題が該当します。

ですから、今年から使われている新しい教科書は、活用系の問題が以前に比べると、増えています。

しかし、現実問題、活用系の問題にしっかり取り組む時間が無いのが現状です。
数学ってのは、9割の人にとっては、ただの道具。
道具なので、使いこなせてこその道具になります。

のこぎりを使いこなせるから、木を切って、本棚を作ることができるわけです。
ですから、のこぎりが使えなければ、本棚は作れません。

のこぎりを使いこなすためには、練習をするしかありません。
まっすぐ切れるように、素早く切れるように練習するわけです。
まっすぐ切れるようになるまでは、本棚の作成なんて、夢のまた夢。

数学も同じで、計算ができて、公式を使いこなせて、初めて、活用系の問題を解くことができます。
でも、公式を使いこなして、計算が普通にできるのは、まぁ、上位4分の1程度です。

この状況で、活用系の問題演習をする暇があるぼであれば、その前の計算練習に時間を割きたいと考えてしまいます。
結局は、誰にフォーカスを当てて授業をするのかという話なのですが、なかなかね。

活用系の授業は面白いので、ハマると面白いのだけれども、そこまでする時間はないのが現状です。
アメリカではとか言っていましたが、優秀な人が集まる学校の話なのではないのかと思います。

と言うことで、日常に落とし込むというのは、自分でできることなので、自分で考えてみることが大切だと思います。
意外なところで役立つ数学です。活躍できる場面を見逃さないようにしてくだサイ。